BLEを使った近距離測位

こんにちは、大塚です。 今回は、以前社内の勉強会で発表したBLEを使った距離の測定について紹介してみたいと思います。

BLEとは

まず最初に、BLEとはBluetooth Low Energyの略です。 Bluetooth4.0で新たに追加された規格で、以前の3.0(Classic)とは互換性がありません。(同居は可能)

BLEの最大の特徴が、低電力であることです。
従来型に比べて60%以上も消費電力を削減しており、ボタン電池1つでも数年持つことが可能です。昨今のIoTブームの下支えとなっている技術でもあります。

さて、このBLEを使って従来のように通信を行うことも勿論できますが、今回はBeaconと呼ばれる領域観測サービスを利用して、対象デバイスとの距離を測定してみたいと思います。

それではどうぞ。

感想

というわけで、Android端末とBeaconデバイスを使って計測してみたわけですが、期待通りの結果を出すことはできませんでした。

BLEの電波は様々なものから干渉を受けやすく、受信強度(RSSI)の値はなかなか安定しません。
受信強度(RSSI)から、計算によって対象との距離を算出するわけですが、信頼できる距離を測定するためには1m圏内までというシビアな結果になってしまいました。

測位の正確性を上げるために、Beaconの送出間隔をあげてサンプルの数を増やしたり、Beaconの数を増やして三点測量をしてみたりと色々工夫の余地はあるようです。 しかし、元々は正確に距離を測定するための技術ではなく、おおまかに対象物の圏内に入ったかどうかを判定するような使い方が妥当と感じました。

今回は期待していた精度での距離を測定することはできませんでしたが、Beaconを使った技術は面白そうなので色々と活用のシーンはあると思います。

それでは!